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5月11日、ガザでイスラエル軍の装甲車が爆破され、兵士6人が死亡した。この兵士の遺体の一部を掲げて、パレスチナ人は勝利パレードをしたのだが、何と、その遺体の一部を盗み出すのに国連の救急車が使用されたそうだ。

パレスチナで国連の車両がテロリストや武器の搬送に使用されたり、学校などの施設がテロリストに使用されていることは以前から指摘されている。また、2000年10月、イスラエルのレバノン国境で3人のイスラエル兵がヒズボラに誘拐される事件があったが、このときも国連車両が誘拐に使われた。（この事件については、カホールラバンエッセイ集「生還ならず」を一読いただきたい。）

国連は、イスラエルの軍事行動に対してはすぐに非難声明を発するのだが、中立的であるはずの国際機関としての自らのテロ行為への関与はどうするつもりなのか。イスラエルによるテロリスト暗殺よりもはるかに重大な問題ではないか。メディアはこういう点をもっと追求すべきだと思う。（2004年5月17日）

UN Ambulance Caught Red-Handed
パレスチナ勝利パレードに関連して
イスラエルのパレスチナテロと戦い
パレスチナ　その人と社会
国連とパレスチナ
テロリストによるUNRWA施設悪用をシンベトが証明
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