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ロードマップにより、パレスチナ国家建設に向けて、交渉を重ねてきたイスラエルとパレスチナ。パレスチナ側の要求に沿って、囚人を釈放したイスラエルは、恐れていたとおり、再び新たな血を流すことになった。下に出ているのは、パレスチナ人によるテロで亡くなられた被害者のうちの3人である。(2003年10月)

(追加情報)「カホールラバンエッセイ集」に、右下の犠牲者ナヴァ・アップルバウムさんの婚約者のインタビュー記事翻訳「ナヴァ・永遠の花嫁」が入ったので、こちらもぜひご覧いただきたい。(2004年4月6日)

シャケッド・アブラハム(7ヶ月)   デイビッド・アップルバウム(51)
ナヴァ・アップルバウム(20)
シャケッドは、結婚3年になるアブラハム夫妻の初めての赤ちゃんだった。彼女は、両親とその友達と一緒に、生まれてはじめての新年のお祝いをしていたところを、パレスチナ人テロリストにより殺害された。テロリストは入植地をガードしていたイスラエル兵により射殺。
(ヘブロン近郊の入植地 2003年9月26日)
デイビッドは、世界的に有名な医者で、数多くのテロ被害者が彼の腕によって命を救われた。ラビでもあった彼は、オスロ調印後、それがユダヤ人にとっての悲劇であると、哀悼の意を表すために、髭をそるのをやめたという。

娘のナヴァは、結婚式を翌日に控えていた。その準備に追われていた皆のために、父親と一緒にミルクシェイクを買いに行き、そのカフェで被害にあった。結婚式に出席するはずだった友人たちは、悲しいことに葬式に参列することになった。

(カフェ・ヒレルでの自爆テロ 犯人はイスラム大学生 2003年9月9日)
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