HOME TOP

イスラエルは、テロリストを攻撃するためにパレスチナ自治区を空爆することがあるが、これによりパレスチナ民間人が巻き添えになり、メディアはイスラエルを非難する。本来、テロリストの逮捕・処罰は自治政府が行うべきもので、彼らが本気で暴力と向き合っているならば、イスラエルは自治区を空爆する必要さえないのだ。さらには、フェンスを建設する必要もなくなってくる。

メディアが真実を報じないことにより、さらにパレスチナの暴力が悪化し、パレスチナ人の自立が阻まれている。この事実をメディア関係者、パレスチナ支援者は知らなければならない。

このページでは、2月28日の空爆についての朝日新聞の報道を元に、なぜイスラエルが行動を起こさねばならないかを検証するojin_8823氏のミルトス掲示板の投稿をご紹介したい。

投稿日 : 2004/03/02(Tue) 09:57
投稿者 ojin_8823
Eメール ojin_8823@yahoo.co.jp
URL http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1295/jews/
タイトル 空爆
2月29日、朝日新聞はイスラム聖戦幹部の車を狙った攻撃を次のように報道しました。

【イスラエル軍ヘリが攻撃、イスラム聖戦指導者ら3人死亡】
 パレスチナ自治区ガザ北部で28日夕、イスラエル軍武装ヘリコプターが住宅地を走行中の車をミサイル攻撃し、車に乗っていた過激派組織イスラム聖戦の武装部門の最高幹部(30)ら3人を殺害した。パレスチナ放送によると、この攻撃で女性や子供を含む周辺住民15人が巻き添えで負傷した。
 イスラエル軍広報担当者はAFP通信に「彼らはイスラエル市民を標的とするテロを企てていた」と語り、過激派の暗殺作戦であることを認めた。パレスチナ自治政府は「犯罪行為であり、状況をさらに悪化させる」と非難した。 (02/29 20:41)


この日本での報道ですが、「テロを企てていた」ということは計画段階にあったということであり、実際にテロに加わったことのない過激派まで殺害してしまったとなりますが、そんなムチャなことを本当にやっているのでしょうか。 また、イスラエルは何故、そのような攻撃を仕掛けなければならないのでしょうか。


朝日新聞が参照した AFP通信によれば、攻撃を受けたイスラム聖戦幹部は、「イスラエル軍や一般市民を攻撃した数々の事件に関与したイスラム聖戦幹部であった」と延べいる。
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1515&ncid=1515&e=2&u=/afp/200402 28/wl_mideast_afp/mideast_040228212312

"The Israeli Air Force attacked a vehicle carrying senior Islamic Jihad terrorists who were responsible for planning a number of terror attacks against Israeli civilian and military targets," a spokesman told AFP.

それは計画違いで、これからのテロ攻撃を計画していた疑いではなく、過去に起こしてきたテロ攻撃計画に深く関与してきたことのイスラエル軍の発表と異なってているのがわかる。 このように、外電も同じような報道をしているかのごとく見せかけた悪意が明確な「ねつ造」報道が日本のメディアのクォリティ・ペーパーとしての地位にある。



次に、何故、イスラエルはそのような行動に出なければならないのかである。 日本のメディアに決して取り上げられることのない報道が世界中を飛び交っている。 誰が、混沌としたパレスチナの状況からイスラエル国民を守るのか、NHKを含めた日本のメディアが取り上げることのない重大な問題である。

◇Mayor of Largest West Bank City Resigns
 西岸最大都市の市長が辞職する
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20040228/ap_on_re_mi_ea/israel _palestinians_2

Fri Feb 27, 8:59 PM ET
RAMALLAH, West Bank - The mayor of the West Bank's largest city has resigned, accusing Yasser Arafat's Palestinian Authority on Friday of letting Nablus descend into lawlessness.
ラマラ・西岸 -- 西岸で最大の都市である市長は金曜日、ナブルスを無法地帯にさせたとして、アラファト議長の自治政府を非難し、辞職した。

Nablus Mayor Ghassan Shakaa told The Associated Press that he has submitted his resignation to protest what he called was the failure of Palestinian leaders and security forces to crackdown on vilolence inside Palestinian areas.
ナブルス市長の Ghassan Shakaa 氏は AP 通信に、パレスチナ内部の暴力取り締まりにパレスチナ指導者と治安部隊の失敗があり、それに抗議するために辞表を提出した、と述べた。

"I see my city collapsing and I don't want to stand idly by and watch this collapse," Shakaa said. "My resignation is a warning bell to the Palestinian Authority and the residents of Nablus, because both of them are doing nothing for this city."
「私は町が崩壊し、その崩壊するのをただ黙って立ちすくしていたくないんだ」と市長は言った。 私の辞職は、パレスチナ自治政府とナブルス住民への警笛なんだよ。 なぜなら、彼らは町のために何もしないんだから。」

Palestinian police forces have been hobbled during more than three years of fighting with Israel. With no real authority on the streets, gangs wage deadly gunbattles, members of rival clans fight out deadly feuds and militants have kidnapped and beaten government officials.
パレスチナ警察は、3年以上に及ぶイスラエルとの戦いで活動できないでいた。 街は無法と化し、ギャングが命からがらの撃ち合いをし、仲間が命かながらの抗争があり、過激派は官僚を誘拐し、暴力を振るう。

In November, Palestinian gunmen shot and killed Shakaa's brother and there have been no arrests. Ghassan Shakaa said his brother's slaying and the failure to apprehend the killers were not the reasons behind his resignation.
11月に、パレスチナ過激派は市長の兄弟を撃ち殺したが、逮捕されなかった。 市長は兄弟の殺害の犯人逮捕の失敗が辞任の理由ではないと言った。

But he said the security forces under the control of Arafat's Palestinian Authority could do more to bring order to the city.
しかし市長は、アラファト自治政府の治安部隊が街のためにもっとできたはずだと言った。

"It can enforce the law," he said. "But it is not enforcing the law. And our people can do a lot, but they are doing nothing except spreading disorder."
「法の実施ができるはずなのに、それを実施していない」と市長は述べた。 人々はやることが沢山あるのに、騒動を起こすことしかやらいない。
---//


inserted by FC2 system