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   *ガザでフェンスを破ろうとしていた8歳と10歳のパレスチナ人少年
     を国防軍が保護。過激派と見られる人物に脅されたと二人は証言して
     おり、防御のレベルを計るための実験台にされたもよう。(P,H,7)
    http://www.zion-jpn.or.jp/scripts/backno.cgi?d=20030916


上記テキストは、シオンとの架け橋イスラエルニュース2003年9月16日号からの抜粋である。この少年たちは、イスラエル軍が、侵入者があるという情報を得て、その地域を捜索していたときに発見された。彼らは見つかったとき、裸足でおびえていたという。ガザのアラブ人の男に命令され、従わなければひどい目に合うと脅されたそうだ。
http://www.israelnationalnews.com/news.php3?id=49772

もしも、イスラエル軍が、相手が誰であっても侵入者はただちに射殺するという方針であったなら、この子供たちは今生きてはいないだろう。そして、その子供の死体と、泣き叫ぶ母親の写真に加えて、幼子を平気で殺すイスラエルを非難する記事が翌朝のヘッドラインを飾っていたはずだ。

幸い、子供たちはイスラエル軍に保護され、彼らがパレスチナテロリストにより実験台として送り込まれたことがわかった。これほどまでの児童虐待が行われているというのに、ユニセフはいったい何をしているのだろう。彼らの役割が「子どもの兵士をなくすために各国政府や国際社会に働きかける一方、兵士にさせられた子どもたちを戦闘地域から安全な場所に救出し、社会復帰のための教育、家族との再会を支援」することであるならば、なぜ、彼らは、パレスチナ人の子どもを当のパレスチナ人から救出しようとしないのだろうか。
http://www.unicef.or.jp/uni/act.htm


次の赤字で書かれたテキストは、2002年4月4日付けユニセフ事務局長の声明からの抜粋である。そのクレームと、矢印の後に入れてあるイスラエル側から見た事情を見比べてみると、彼らがいかにイスラエルの状況を無視し、パレスチナを擁護しているかがよくわかる。
http://www.unicef.or.jp/siryo/sek_ja03.htm

家が一軒一軒しらみつぶしに捜索される←テロリストが民間人の家に隠れているから

父親や兄弟が容赦なく呼び出され、拘留される←テロ行為に関わった可能性があるから

子どもたちは医療サービスを受けることができず←パレスチナが救急車をテロリストや武器の搬送に使うから、イスラエルは救急車であろうと安心して通すことができない

あらゆる状況において子どもたちが標的とならず、保護を受けられるよう配慮する必要があり←パレスチナテロリストが子どもを人間の盾として、その背後からイスラエル軍めがけて攻撃をしてくるから、イスラエルが応戦した結果として子どもが死ぬ

子どもたちに対する武器弾薬の使用はもちろんのこと、住居や学校、医療施設の破壊もただちにやめるべき←パレスチナの学校も病院もテロリストにより使用されており、ガザでは、民家の中にエジプトから武器やドラッグなどを密輸するためのトンネルが掘られている。2003年3月にブルドーザー事件で死亡した、ISMのレイチェル・コリーが守ろうとしたのはこういったトンネルを持つ家である。

国連の人道支援機関は、紛争の被害を受けているパレスチナ側地区に安全に立ち入ることができず、緊急支援の提供が困難←国連施設も車両もテロリストが使用するため、イスラエルは信用して通すことができない。


国連の機関が、本当にパレスチナの子どもを救うつもりならば、彼らは紛争の前線で「人間の盾」として子どもを利用するパレスチナを強く非難し、イスラエルへの憎しみを植えつける教育をただちにやめさせるべきだ。

夏休み期間中、パレスチナでは子ども対象のサマーキャンプが実施されるが、これらのキャンプには、「シャヒード(殉教者)」や、自爆テロで死亡したテロリストの名前がつけられている。その活動内容も、テロリストの家族を訪問したり、彼らについてディスカッションするなど、テロリストが子どもたちの目に英雄と映るように組まれているという。そして、国連の機関がそういったキャンプにかなりの出資をしているというのは、いったいどういうことか。本来ならば、そういう洗脳教育をやめさせるよう働きかけるのがユニセフはじめ国連機関の役割であるはずだ。

イスラエルは、テロ組織撲滅のために、テロリストに焦点を当てて攻撃している。先日、ハマスの指導者ヤシンの殺害に失敗したが、それは、攻撃により民間人に被害が広がることを恐れたイスラエルが、そのビルを破壊するために必要とされる爆弾の重量を4分の1に減らしたからだ。パレスチナが、イスラエルとの間に和平を築いていくつもりがあるならば、本来、ハマスやイスラム聖戦などテロ組織の取り締まりは、パレスチナ側がするべきことである。しかし、彼らにその意思がないから、イスラエルがその役割を引き受けざるを得ないのだ。

オスロ合意以降、アラファトは国際社会に向けては暴力を非難し、パレスチナ人にはテロを促進するようアラビア語で熱弁をふるってきた。その様子は、ワールドネットデイリーから発売されている次の2本のビデオで、伺うことができる。
HonestReportingの次のページでも、同じような内容のサンプルを見ることができる。"Relentless" The Struggle for Peace in Israel

Israel and the War of Images   Trojan Horse

この中には、2000年10月に、ラマラの自治政府警察署でリンチされ殺害されたイスラエル兵が、2階から投げ落とされ、下で待ち受けていた無数のパレスチナ人により激しい暴行を受けている場面も収録されている。彼らの様子はまさに人間性を失った野獣としか言いようがない。この兵士たちの殺害について、8月26日(2003年)、イスラエル軍事法廷は、1人のパレスチナ人に有罪判決を下した。この男は、自治政府の警官だった。本来ならば、そのような事件が起こらないように取り締まるべき立場の者である。


先月(2003年8月)、パレスチナの内部使用向けにパレスチナ人の意識調査が実施された。それによると、6割が今でも攻撃を支持しており、9割近くが、ハマスやイスラム聖戦のメンバーを自治政府が拘留することに反対しているという。この結果を見る限り、たとえ、テロを否定するリーダーが立ったとしても、逆にその命が危険にさらされるだけだろう。
http://www.imra.org.il/story.php3?id=18148

イスラエルと平和に共存していくためには、現在のテロ政府を排除することはもちろんだが、これからの未来を作っていく子どもへの教育を正常化するとともに、パレスチナ人ひとりひとりが、自分自身を愛し、大切にすることができるよう大人への心理教育も必要だと思う。そのためにこそ、国連はじめ国際社会が援助の手を差し伸べていかなければならない。


「アラブ人がイスラエルを憎む以上にわが子を愛するようになれば、中東に平和が訪れる」
(1972年) ゴルダ・メイア イスラエル元首相(1898−1978)

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