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2004年3月24日午後、ナブラス近郊の検問所で、爆弾チョッキを身に着けた14歳のパレスチナ人少年がイスラエル軍に捕まった。この少年は、ファタハの武装勢力タンジームが送り込んだそうだが、彼らは、この少年に、自爆すればあとで母親に100シェケルあげると約束し、「エデンの園で72人の乙女とセックスするには自爆するしかない」と言ったそうだ。
少年の兄によると、この少年は知能が遅れており、12歳くらいの判断力しかないという。この少年のおどおどとした表情を見て欲しい。捕まったとき、検問所の士官に「死にたくない。自爆したくない」と言っていたそうだ。
いったい誰が、こんないたいけな子どもに爆発物を身に着けて死を促すような真似ができるのだろう。着膨れしてイスラエル軍の注意を引かなかったとしたら、この少年は検問所周辺のイスラエル軍兵士を巻き込んで自爆していたはずだ。これほどの組織化した児童虐待が行われているパレスチナ社会をなぜ国連も国際社会も声を大にして非難しないのか。
22日のヤシン殺害に関して、イスラエルを非難する人が多いが、ハマスなどのテロ組織を壊滅することこそが、この少年のようなパレスチナの子どもを救うことにつながるではないか。だからこそ、国際社会が足並みをそろえてイスラエルのテロ組織壊滅を支持すべきだと思う。
注: この少年は後に16歳であったことが判明。この事件については、「カホール・ラバン」エッセイ集の「人権擁護」もお読みいただきたい。
参照: The Exploitation of Palestinian Children by Terrorist
Organizations
Born to be a "Shahid"(Martyr)